感染リスクが高いシチュエーションは?

 週末の繁華街や終電近い電車内に広がる、酔っ払いの嘔吐(おうと)物や痰(たん)、唾(つば)。こっちまで気分が悪くなるような光景を目にするのはよくあることだ。衛生的にも大問題だが、もしそれが無症状の感染者が吐いたものだったら──。

 新型コロナには、感染者の咳やくしゃみなどで飛んだ唾液や鼻水に含まれたウイルスを吸い込む「飛沫感染」

 吐き出された飛沫がついたものを触り、それが手や鼻、目などについて体内に入る「接触感染」がある

「週末は飲み会で外を出歩いている人も多いですし、なによりウイルスの混ざった可能性のある嘔吐物は危険です」

 と指摘するのは前出・上氏。また、公衆トイレでも、

「トイレの床に吐いた唾や唾液がまだ乾いていなかったらリスクがある」(前出・同)

 週末に開催されるコンサートやライブイベントも気をつけたいところだという。感染症が専門の「KARADA内科クリニック」の佐藤昭裕院長は、

「かなり人が密集するのでリスクは高いと思います。高齢者の方、持病のある人はやめたほうがいい」

 これからの桜の季節、お花見にも危険が潜む。

「お花見など宴会ではマスクをしていられない。咳やくしゃみをしなくても、会話中に1メートルくらいはしぶきが飛ぶので、それで感染する可能性はあります。回し飲みや1度口に入れた箸で大皿の食べ物をとるのも危ない。とり分ける箸と食べる箸を分けることは必要な対策ですね」

 どこからウイルスが侵入するかわからない状況。飲みすぎてる場合じゃない。

 ネット上のフリマサイトやオークションでは、この事態に便乗した転売目的のマスクやアルコール消毒液が大量に出回っている。違法ではないの?

 ネット問題に詳しいネクサス経営法律事務所の山室裕幸弁護士に説明してもらった。

「マスクは高額で転売したとしても違法ではありません。ただし、各サイトの利用規約の違反に当たる可能性はある」

 特にフリマアプリ内で購入し、さらに転売して利益を得ようという悪質な行為はアカウント停止などの措置がとられる場合もある。

 さらに山室弁護士は、

「サイトでマスクを買ったのに商品が届かないことがあるかもしれない。これは詐欺に当たる可能性があるので警察や弁護士に相談してほしい」

 と注意を呼びかけた。

フリマアプリで転売されるマスクも。6万円の価格がついている
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