2019年12月以降、中国・湖北省武漢市から広まったとされる新型コロナウイルスは、世界中に蔓延し、日本でもパニック状態が続いている。そんな中、いま武漢はどうなのか。武漢市在住の中国人ITライター・エンさん(26)が、封鎖から1か月後の現地を、そして日本のみんなに伝えたいこととは。

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刺激がなく、つまらない毎日

 現在、武漢がある湖北省では、水、電気、ガス、警察、医療、政府などといった、ライフラインにつながるシステムの仕事以外は出勤できません。

 僕自身は家でテレビを見たり、ゲームをしたり。毎日が単調です。時間がたつにつれて不安が募ってきて、元の生活リズムが狂ってしまうこともありました。

 だから、外に出て思いっきり空気を吸いたいです。いろいろなイベントに参加したり、おいしいものを食べに出かけたりもしたいですね。

 宅配便は休業しているのでネットショッピングができず、商店では食料品や生活用品以外のものはほぼ買えないので、刺激がなくてつまらない毎日です。

 街の様子は1か月前とほぼ同じで、基本的に人の流れはありません。依然として武漢から他所への移動が制限されています。

 しかし市民が混乱する様子はなく、みんな助け合いつつ各自の家で過ごしていますね。

 学校は、インターネットのライブ配信やアプリを利用して、生徒たちが家で授業を受けられるようにしています。

 中国のほかの省では休業していた企業が続々と再開しているため、品物の供給量の制限は徐々に緩和されています。マスクや消毒液などは、近くの薬局で予約すれば買うことができます。

 湖北省では早ければ3月11日に主な公共機関や企業が再稼働するとしています。また、発病者が発生しない日が14日以上続いたら、封鎖解除をするということになっています。