ダイエットカレンダー【Q&A】

Q.いつ量ればいい?

A.体重は1日1回起床後、1日のうちでいちばん体重が軽くなるトイレをすませたあとに量るのがおすすめ。

Q.朝、量るのを忘れたら?

A.気づいたときに量ればOK。ただし、食後は体重が増えるので空腹を感じたときに量るようにしよう。

Q.ストレスで食べすぎてしまったら?

A.ニセの食欲で食べすぎは必ず起こるもの。自分を責めないことが大切。原因を分析して、次回は運動や趣味など食事以外のストレス発散をして過食しないよう心がけよう。

Q.どれぐらい続ければいい?

A.まずはカレンダーが埋まるまで続けて。自分の傾向がわかったらそれで終了。不十分なら、カレンダーをもう1枚分続けてみよう。書き込む前にコピーしておくのがおすすめ。

Q.おすすめの体重計は?

A.50~100g単位で量れるデジタルタイプがおすすめ。メータータイプよりも体重の細かな変化を知ることができ、記録に適している。

工藤式ダイエット【応用編】

 手軽に試せる工藤先生おすすめのダイエット法を応用編としてご紹介。カレンダーと合わせると効果大!

(1)食事中に箸を置く

 早食いで一気に食べると、空腹感が消えたことに気がつかず、満腹まで食べてしまう。早食いを防ぐために、ひと口ごとに箸を置くことを心がけよう。箸を置くと噛む回数が増えて食欲抑制の効果も。

(2)食事は「家族の人数マイナス1人分」

 家族がいると、足りなくならないよう多めに作る人も多い。すると食べ残りが出て、もったいないからと残り物を食べる習慣が生まれやすい。食事は家族の人数からマイナス1人分を作るつもりで。

(3)栄養バランスは無視

 健康的にやせようとして、納豆やアボカドなど栄養のある食べ物を取り入れ、食べすぎにつながる人も。やせることは飢餓になるリスクを生む行為であり、健康的にやせるのは無理。栄養バランスは無視してOK。

(4)食べるならチロルチョコ

 甘いものを食べたい欲求が起こったら、我慢しないことが大切。そこでおすすめなのがチロルチョコなどの個包装のお菓子。板チョコのように包装が大きいお菓子は、食べすぎを招きやすいため避けよう。

教えてくれたのは……●工藤孝文先生●内科医・糖尿病内科医・漢方医。くどう内科院長。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。ダイエット治療・糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療専門。NHK「あさイチ」、日本テレビ「世界一受けたい授業」などテレビ出演多数。近著に『身体ミニマリスト』(インプレス)、『神やせ習慣』(主婦と生活社)。

(取材・文/井上真規子)