夢を追い続ける天才漫画家が3位に

向井理が『ゲゲゲの女房』の撮影で使っていたGペンは水木しげるさんから譲られたもの
向井理が『ゲゲゲの女房』の撮影で使っていたGペンは水木しげるさんから譲られたもの
【写真】理想の朝ドラ夫の魅力が光る!玉木宏、向井理ら妻との貴重ツーショット

 3位は『ゲゲゲの女房』('10年)の村井茂(向井理)。漫画家・水木しげるさんがモデルで、妻でヒロインの布美枝を松下奈緒が演じている。

「ユニークな対応が飽きさせない」(埼玉県・35歳)、「何があってもやりたいことに自信を持ち続ける姿が誇らしい」(東京都・49歳)と、25票獲得。

「いつまでも夢を追いかけ続ける夫を、妻は信じてついていく。こういう男性をよく支えたなとも思うけど、結果的にモデルになった方は大成功してる。そこで納得できてしまう」とカトリーヌさん。

『あんぱん』や『マッサン』、『らんまん』とも共通するあり方だと話す。

「何より向井さんや玉山さんは彼らのルックスもポイントが高かった。イケメンがそろっていて、もう推さずにはいられない。イヤでも推してしまうのよ、という顔ぶれでした(笑)」

粋な新次郎の役柄に合わせ、三味線をかなり練習した玉木宏
粋な新次郎の役柄に合わせ、三味線をかなり練習した玉木宏

 2位は『あさが来た』('15年)の白岡新次郎(玉木宏)。波瑠演じるヒロイン・あさの11歳上の許嫁で、彼女が11歳のときに出会う。

「モテ男で不安になりそうですが、優しくて色気があって素敵でした」(茨城県・43歳)、「奥さんのやりたいことを自由にさせてあげる気持ちの広さと行動が素敵。ヒロインがうらやましかった」(千葉県・47歳)と、28票を獲得した。

「女性起業家のパイオニアをモデルにした物語で、女性が働くという概念がない時代に、新次郎は妻を全肯定して支えていく。そこが魅力」とカトリーヌさん。あさを大らかに見守る新次郎は玉木の当たり役といわれた。

「ディーン・フジオカさん演じる五代(友厚)様も話題になりました。あさはイケメンに囲まれているけれど、素敵な夫がいて、しかもラブラブ。新次郎も三味線の師匠となんだか怪しいぞとにおわせつつ、結局何もなかった。遊び人みたいでふわふわしているけれど、奥さん一筋、というのが最高」

 朝ドラ夫は妻一筋で、そこが理想とされる理由の一つ。だが、中には異色の例が。

「まれにブレることもあるのですが『ごちそうさん』('13年)の西門悠太郎(東出昌大)が夫で、幼なじみの女性に心が揺れ、それが妻(杏)にバレてしまう。朝ドラ夫としては超例外な上に、リアルでも東出さんは不倫したという……。何とも恐ろしい展開に」