幼なじみという王道少女漫画的な結婚
5位は『梅ちゃん先生』('12年)の安岡信郎(松坂桃李)。医師を目指すヒロイン・梅子の奮闘を描いたオリジナルストーリーで、主演を堀北真希が務めた。
「誠実で優しい雰囲気」(長野県・48歳)、「幼なじみという関係に憧れた」(東京都・40歳)と、14票獲得。
「2人は隣に住む幼なじみで、お互い別の人と付き合ったりしながら、最終的に結ばれる。少女漫画的シチュエーションで、ぐっとくるものがありました」とカトリーヌさん。
松坂は本作で本格ブレイク。この後『わろてんか』('17年)でもヒロインの夫・北村藤吉を演じ、こちらはトップテン圏外の27位に。
「ずっと気づかなかったけど、一番そばにいた人が本当に心を許せる相手だった。本当に自分をわかってくれるのはこの人だった……。こんな人がいてくれたら、という女性の願望を具現化した男性でした」

岡田将生のイケメンぶりが当時話題を呼んだ
4位は『虎に翼』('24年)の星航一(岡田将生)。日本初の女性弁護士・寅子(伊藤沙莉)の半生を描いた物語で、航一は寅子の再婚相手となる。
「一番カッコよかったし性格も良かった」(岡山県・48歳)、「優しそうで、自分のことより私のことを考えてくれそう」(新潟県・55歳)と、20票獲得。
「航一は非常にミステリアス。彼の口癖は『なるほど』だけど、その『なるほど』は肯定なの? 否定なの? なんてところがありました」とカトリーヌさん。
航一はエリート裁判官で、スーツをぴしりと着こなす岡田のイケメンぶりも当時SNSで話題を呼んだ。
「人の気持ちがわからなそうに見える航一だけど、寅ちゃんが前夜、涙したとき、『ゆうべ、泣きましたか?』と聞くシーンがあって。あれにはみんなキュンキュンしたのでは。ちゃんと私のことを見てくれている。そういうのに女性はやっぱり弱いですよね」