語彙力はなんと60代後半から70代がピーク
《お悩み10・運動習慣が続かない…》
脳テクで解決!映画館で映画を見る
クリスマスやお正月にたくさん食べて体重が増え、今すぐ運動しなきゃ……と焦る気持ちが芽生える一方で、あまりの寒さで、ウォーキングするのさえおっくう。そんな人におすすめの脳活テクがある。
「映画館に出かけてください。映画鑑賞中の人に心拍センサーを装着して、心身に何が起こったか観察した、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究があります。それによると、映画鑑賞中は、早歩きなどの有酸素運動に匹敵するほど心拍数が上がり、脂肪燃焼にも役立つそうです」
ちなみに、自宅で配信映画を見た場合、退屈な感情が増大するという研究結果も。映画館に出向き、心と身体の満足度をアップさせよう!
身体を動かさないのに有酸素運動並みに心拍数が上がるなんて夢のような話だが、さらにびっくりする情報が。なんと、イメージトレーニングするだけで、筋肉を維持できるというのだ。
「オハイオ大学のクラーク氏らは、1か月間ギプスをはめていた人に、毎日10分、週5日、固定された箇所を曲げるようなイメトレをしてもらいました。その結果、イメトレしなかった人よりも、筋肉が弱りにくかったのです」
脳を錯覚させることで、身体まで影響を受ける。この方法で寒い冬は乗り切って、春になったら、しっかり運動を。
「年だから」が口ぐせになってない? 語彙力のピークは60代後半から70代!
新年に「新しいことを始めてみようかな」と思う一方で、「どうせ年だし」と諦めてしまうこと、増えてませんか?
「中高年の方の多くが、年齢による能力の衰えを口にしますよね。記憶力が落ちてきた、新しいことを学ぶには遅すぎる。だから何を始めてもムダ……。実はそれ、単なる思い込みなんです」
ハーバード大学などが行った研究で、50歳を過ぎてからピークを迎える能力があることがわかってきた。例えば、相手の目を見ただけで感情を読み取る能力は、50代がいちばん優れている。語彙力に関しては、なんと60代後半から70代がピークだそう。「年だから」と諦めず、趣味やボランティア、仕事、いろいろなことにチャレンジしてみると、子や孫にもまだまだ負けない、思わぬ伸び代を感じられるかも!
「特に語学の勉強はおすすめですよ。エジンバラ大学のバグ氏らの研究では、50代を過ぎてから新しい言語を学ぶと、脳の新しい領域が活性化されることがわかりました。そして、認知症になった際、新しく発達した脳の部位が頑張ることで、症状の出現を遅らせる可能性まであるんです」
脳を活性化して、老化予防にもつながる“年をとってからの新しい挑戦”、ぜひ始めてみて!
取材・文/鷺島鈴香
教えてくれた人・堀田秀吾さん 明治大学教授。法言語学者。さまざまな論文に精通し、科学的な情報の発信に力を入れている。著書『科学的に証明された すごい習慣 大百科』が話題。











