エンタメ社会学者の中山淳雄氏は、メンバー全員が兵役につくことになり、「BTSでさえ兵役が免除にならないということで、韓国国民も動揺していたと思います」と語る。
後輩グループたちにとっても追い風か
こうした背景をもとに、およそ4年間の活動休止期間があったにもかかわらず、なぜ彼らは高い人気を保ち続けることができたのか。ジャーナリストの松谷創一郎氏に聞くと、
「BTSは従来の、つくられたアイドルの枠組みを超え、自分の言葉でメッセージを発信する主体性が人気の根源といえます。時に葛藤や悩みをさらけ出す率直な姿勢が、世界中のファンの共感を生んでいきました」
最大の要因は、綿密に計算された空白期間を感じさせないスケジュールにあるという。
「メンバーの入隊時期を少しずつずらし、入隊中であっても事前に準備されたソロ曲やアルバムなどのコンテンツを段階的に発表するように準備されていました。グループ活動は止まっていても、ある程度は誰かの新しい動きがある状態が維持されていたわけです」(松谷氏、以下同)
BTSのカムバックがK-POPシーンに与える影響については、
「BLACKPINKやTWICEなど、グローバルに活躍するベテラン勢に加え、BTSが復帰することは、K-POPの成熟を象徴する出来事といえるでしょう。特にBTSは、K-POPをグローバルな存在へと押し上げたといえます。彼らがふたたび動き出すことで、現在、世界的に活躍しているLE SSERAFIMやIVE、またHYBEの後輩グループたちにとって、さらなる追い風や相乗効果をもたらす可能性があります」
かつては“BTS一強”と言われた時代もあったが、
「不在期間にほかのグループが育った今の状況下で、BTSがどれほど勢いを回復し、ふたたびK-POPシーンを牽引して業界を活性化させられるかどうかに注目しています」
ワールドツアーは、韓国の高陽総合運動場メインスタジアムを皮切りにスタートする。
「1月22日に実施されたファンクラブ先行予約では、全3公演のチケットが即完売しました。待望の日本公演も4月に2日間行われますが、プラチナチケットとなることは間違いないでしょう。全国からの申し込みだけでなく、日本近郊の国からも申し込みが殺到することが予想されます」(前出・スポーツ紙記者)











