サウナ、グルテンフリーの常識は

Q4 身体を芯から温めるのに有効なのは

A、入浴

B、サウナ

正解は「A」

「効率よく身体を芯から温めたいなら、サウナより入浴のほうがおすすめです。入浴はサウナより2倍くらい早く体温を上げる効果があります」

 これは、身体に熱を伝える効果が空気よりお湯のほうが圧倒的に高いから。また、入浴は水圧により血行が良くなる効果もある。

「サウナ後の『整う』という感覚や、温活そのものについては、そもそも医学的な効果は解明されていません。ほどほどに楽しんでくださいね」

Q5 グルテンフリー食は

A、健康効果がある

B、あまり意味がない

正解は「B」

「身体に良さそう」と流行中のグルテンフリー食。スーパーの棚や飲食店のメニューで見かけることも増えてきた。だが、健康な人への効果はさほど立証されていない。

「グルテンに身体が病的な反応をしてしまうセリアック病患者であれば、治療のためのグルテンフリー食は必要です。ただし、この病気は日本人には極めて少ないんです」

 若く、健康な人がグルテンフリー食を追求しすぎると、穀物から摂取できるはずの鉄分やビタミンB群が不足しがちになる可能性が。

Q6 脂肪を燃焼させるための運動は

A、20分以上必要

B、短い時間でも効果あり

正解は「B」

 ダイエット界隈では「20分以上走らないと脂肪が燃焼しない」というのが定説であったが、実はBが正解。

「確かに、脂肪が本格的に燃焼しはじめるのは運動開始から20分たってからです。ただ、短時間でも糖質と一緒に脂肪も燃焼しているんです」

 たとえ数分の運動でも、積み重ねれば脂肪燃焼や体質改善の効果が確実にあることを専門機関の研究は示している。「20分も続けて運動できない」なんて諦めないこと。「ゼロより1でも効果があればOK!」の精神で、ちょこちょこ運動に取り組んで。

Q7 睡眠のゴールデンタイム(22時~2時)の睡眠は

A、美容にいい

B、医学的根拠はない

正解は「B」

「22時から2時の間に寝ていると成長ホルモンが十分に分泌され、美肌になる」という説に、実は明確な根拠はないとのこと。これは驚き!

「成長ホルモンの分泌で大切なのは、布団に入る時間帯ではなく、寝入ったあと数時間の眠りの深さです。自分の体内時計に合った時間帯で、深く眠ることができていればそれでいいのです」

 ただし、就寝時間が習慣的に0時を超えていると、心臓病などのリスクが高まる傾向にあることが複数の研究で示されている。夜更かしはしすぎないように気をつけつつ、自分に合う時間で規則正しい睡眠ライフを心がけよう。

山田悠史先生 米国マウントサイナイ医科大学米国老年医学・内科専門医。医学博士。2015年に渡米し、高齢者医療を専門に診療や研究に従事している。著書に『最新科学が覆す 体にいいのはどっち?』(サンクチュアリ出版)などがある。
山田悠史先生 米国マウントサイナイ医科大学米国老年医学・内科専門医。医学博士。2015年に渡米し、高齢者医療を専門に診療や研究に従事している。著書に『最新科学が覆す 体にいいのはどっち?』(サンクチュアリ出版)などがある。
教えてくれたのは…山田悠史先生 米国マウントサイナイ医科大学米国老年医学・内科専門医。医学博士。2015年に渡米し、高齢者医療を専門に診療や研究に従事している。著書に『最新科学が覆す 体にいいのはどっち?』(サンクチュアリ出版)などがある。
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取材・文/鷺島鈴香