今回は、ルミ子さんが日々実践しているストレッチの中から、初心者でも取り入れやすい動きを紹介。

難しかったり、面倒だったりすると続かないので、自宅で誰でも簡単にできるものばかりです。私のストレッチは、回数や秒数に決まりはありません。例えば、まずは5回やってみて、まだいけそうなら10回まで増やしてみる。その日の体調に合わせて何回だっていいんです

身体はやればやっただけ応えてくれる

 大切なことは、自分の身体と対話しながら行うこと。

筋肉は脳の指令で動くものですから、『いま、脇腹を縮めているよ』『インナーマッスルを鍛えているよ』と脳で意識をしながら行ってください。やみくもに反動をつけて動かすのはNG。私自身、今でも毎日、自分の身体と対話するように時間をかけてゆっくり行っています

小柳ルミ子著『毎日少しずつ、柔らかい体になる!:健康美を叶える「ルミ子流ストレッチ」』(大和出版) ※画像をクリックすると、Amazonの購入ページにジャンプします。
【写真】これなら無理せず真似できる!ルミ子流ストレッチ

常に見られる職業とはいえ、43年もの長きにわたって継続できているのはなぜなのか。

「もちろん、やりたくない日もありました。実は、昨年、愛犬を亡くして……。食欲も気力も失い、何も手につかなくなってしまったんです。その影響か、人生で初めてインフルエンザにかかり、仕事も初めて休んで寝込みました。

 ストレッチも2週間ほど休んでいたら今度は人生初のぎっくり腰に! 発症して3日目くらいから、痛みをこらえながら少しずつ再開していったら、病院にも行かず、薬も飲まずに治ってしまったんです。いかにストレッチが自分の身体を支えていたかを痛感しました

 ルミ子さんは、「いくつから始めても遅くはない」と力説する。

身体はやればやっただけ応えてくれます。毎日でなくても、まずは2~3日に一度でもかまいません。私の目標は『昔のドレスを美しく着こなすこと』、そして『いつまでも踊れる身体でいること』。何か一つでも目標を持つと、ハリが出て長続きすると思います

 ベストなタイミングは、入浴中や風呂上がりなど、身体が十分に温まっているとき。逆に、身体が冷えて固まっている朝は、筋肉を痛めるリスクがあるため行わないそう。

やった人とやらなかった人の差は、10年後、20年後に雲泥の差となって表れます。73歳の今も病気知らずで、高いヒールを履いてステージで踊れるのは、日々コツコツと積み重ねてきた結果です。まずは私を信じて、今日から一歩ずつ、始めてみませんか