AIの進歩で求められる能力

 これからの働き方で重要なのが「仕事の将来性」だ。10年後、20年後にもその仕事の需要がないと、結果として“稼げ”ない。

【原則2】仕事の将来性を見極める

AIの進歩で、人にしかできない能力が求められる

 避けて通れないのがAIの進化。性能が向上するにつれ、すでに一般的な事務職などの単純作業や定型業務の多くが人手を必要としなくなり、今後は医療や介護、保育の現場などでも導入が進むとされる。

「だからこそ、人間にしかできない『質の高い仕事』が求められます。患者や利用者とのコミュニケーションやわずかな表情の変化、体調異変に気づく力、相手の気持ちに寄り添う力など、こうした人間力はAIには代替できません」

 この変化を脅威と捉えるのではなく、むしろ新しいアイデアを生み出し、自分の仕事をアップデートするための道具として、今のうちに味方につけたい。

 AIは知的好奇心を刺激してくれる存在であり、長年の人生経験と掛け合わせることで、企画や業務の幅を広げる強力な助けになってくれるからだ。

『稼ぐ力』を手に入れるには、AIの台頭で今の仕事がどう変わるのか、役割を見極め、どんなスキルを加えれば自分の価値を最大化できるか、その視点が必要不可欠です

【原則3】自分らしく続けられる仕事を見つける

オリジナルの技術が収入とやりがいに

 楽しく収入を得るには、「自分らしい仕事」を見つけられるかがカギに。しかし、どのように見つけたらいいのだろうか。

「これまでやってきたことを具体的に書いてスキルを洗い出し、『自分の強み』を見極めましょう。まずは職務経歴書を作ってみてください」

 具体的な数字や関わった人数なども書き出せるとベストだ。その内容を確認しながら、左上のコラムを参考に、自分の強みについて3つのステップで考えてみよう。特に初めて就いた仕事には本人の素直な“好き”が反映されていることも。

「そこからヒントを得て、自分の強みを活かせる仕事についてリサーチしてみてはいかがでしょうか。可能なら、その業界の人に話を聞いてみるといいですよ。転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談し、その業界のリアルな労働環境を確認するのもあり。現在の仕事の需要についても、必ず人材市場の動向を調べましょう」

 今後、高い需要が見込まれるのは、経済的な余裕があるシニア層と、外国人をターゲットにした仕事だ。

「50代以降も働ける」今後も需要が高い仕事
「50代以降も働ける」今後も需要が高い仕事
【写真】「50代以降も働ける」今後も需要が高い“4つの仕事”

「シニア層は、医療や健康維持、趣味への支出が旺盛。今後は国内外でシニア市場がさらに拡大します」 

 加えてインバウンドの影響で英語が話せる人材を求める企業が増え、キャリアアップや好待遇のチャンスが広がっている。

「バイリンガル向け転職サイトの調査では、英語力が中級(TOEIC735点)以上の50代女性の年収は、そうでない人と比べて120万円、年収が多いという結果も。資格がなくても英語力があれば接客業では重宝されます。やりがいと将来性、2つがそろった仕事なら、いくつになっても楽しく続けられますよ」

 今は何歳からでもチャレンジできる時代。自分らしい稼ぎ方を身につけよう。