情報交換が改善の第一歩
その後は、ネットで市販のマウスピースや口を閉じるテープ、小顔バンドなど、さまざまな対策グッズを購入し試してきた。
「でも、たいてい朝起きるとどこか遠くのほうへ飛んでいってるんですよね(笑)。お医者さんから『舌が長いため、あおむけで寝ると気道をふさぐ』と言われていたので、苦肉の策でうつ伏せで寝るようにしていました。ただ、イビキは減ったものの、首や肩が凝って、顔に枕のあともついてしまって……」
友人との旅行では、イビキで迷惑をかけないよう同室の相手が寝るまで起きているなど、気を使う日々が続いたという。
長年、さまざまな対策を試してきた西村さん。今年の初めに、テレビ番組のロケで寝具店を訪れ、自分の体格や寝姿勢に合わせたオーダーメイド枕を試す機会があった。
「横向き寝に合う高さに調整してもらった枕を使うようになると、寝返りであおむけになりにくく、朝までラクな姿勢で眠れる日が増えました」
テレビ番組で出合った西川のオーダー枕。「10分ぐらいで完成したのに本当に優秀で。横向きがキープされるだけでなく、顔などに寝あとがつかないよう工夫もされていて、手放せません!※枕による効果には個人差があります
日中の眠気や目覚めの感覚にも変化があり、「娘からも“イビキが気にならなくなったね”と言われるようになりました」と、笑顔を見せる。自分に合う寝具を選ぶことも、睡眠環境を整える一つの方法だと実感したという。
SASは自覚しにくい一方、放置すると健康に大きな影響を及ぼす可能性がある病気だ。
「何より睡眠の質を高めることは健康のために大事なことですよね。スマホのアプリでイビキを測定できるものもあるので、上手に活用してみては。“イビキをかいているかも”なんて、なかなか人に相談しにくいですが、恥ずかしがらずに家族や友人と情報交換し合うことが、改善への第一歩だと思います」
<取材・文/荒木睦美>


















