内耳から脳に至る、音を感じる器官に障害が起こって音が聞き取りづらくなる。遺伝を起因とする先天性難聴、ある日突然聴力の低下を招く突発性難聴などがある。なかでも、加齢に伴い生じる加齢性難聴が患者の多くを占める。

今すぐやりたいマッサージ

耳裏ほぐし

回数の目安 1分/1日1回

 耳や脳への血流をよくするマッサージ。両手の人さし指、中指、薬指を耳の裏側(首から耳につながる筋肉の先端)に当て、小さな円を描くように動かしてやさしくほぐす

耳まわりさすり

耳まわりさすり イラスト/石山綾子
耳まわりさすり イラスト/石山綾子

咬筋マッサージ 

回数の目安 1日朝晩1セットずつ

 耳の前方斜め下にある咬筋(咀嚼するときに動かす筋肉)のコリをとる。両手の人さし指、中指、薬指を頬骨と下顎の骨の間、口の両脇におく。軽く押さえて、小さな円を描くように10回動かす。

側頭筋マッサージ

側頭筋マッサージ イラスト/石山綾子
側頭筋マッサージ イラスト/石山綾子

回数の目安 1日朝晩1セットずつ

 両手を側頭部のこめかみに当て、人さし指と中指の腹で円を描くように10回マッサージ。次に耳の真上、耳の後ろも同じように、順に各20秒間マッサージする。これを1セットとする。

ビタミンB群 銀杏、牡蠣、あさり、しじみ、サバ、ホタテ、アジなど

亜鉛 牡蠣、黒ゴマ、アーモンド、海藻、豚レバーなど

 ビタミンB群は神経を修復したり、赤血球の生成を助けたりする働きがある。亜鉛は抗酸化作用を持つミネラルで、亜鉛が不足すると、難聴を悪化させることがわかっている。

取材・文/百瀬康司 イラスト/石山綾子

坂田英明先生 川越耳科学クリニック院長。埼玉医科大学卒業。国内外の大学病院などでの勤務経験を経て、2015年に開業。難聴のほか、めまい、耳鳴りの最新治療にも詳しい。『1日1分! 耳トレ 難聴の悩み解消法』(内外出版社)など著書多数。