ケガをしにくくする対策に加え、軽傷で済むような対策も大事。階段や廊下での転倒対策としての手すりは、とっさにどちらの手が出るかわからないため、両側に設置するのが望ましい。
家の中での閉じ込め事故にも注意
次に浴室や洗面台。冬場に多発するヒートショックは、暖まった浴室から冷えた脱衣所や廊下へ出る瞬間に倒れるケースが多い。
「血圧の急激な変動を防ぐためにも、浴室内で身体を拭いて着替えてから脱衣所に出る習慣を。転倒しないよう、立ち上がる前に床や足裏についたシャンプーや石鹸の泡をよく洗い流すことも徹底してください」
キッチンでの大敵は着衣着火と火災。
「コンロ奥に置きがちな収納ラックは、火を使っている最中に奥へ手を伸ばすことになり、服に火が移る危険が。コンロの奥には絶対に物を置かないでください」
屋外では、横断歩道のない場所を渡ったり、赤信号で横断したりするシニア世代の危険行動が目立つ。
「歩行速度や聴力、視野が低下していることを自覚して、小学生のころに習った交通ルールをいま一度徹底してほしいです。後方から来る自転車や電動キックボードに気づかず接触する事故も増えているため、方向転換の際は振り返って目視確認をすることも大切です」
最後に、浴室やトイレなど、家の中での閉じ込め事故にも注意が必要だ。
「万が一に備えて、スマホは常備を。周囲に上手に頼れる関係を持つことも大切な安全対策。一人で抱え込まず、日頃からSOSを出せる環境を整えましょう」
この機会に足元や生活習慣を見直し、思わぬ事故を減らしていこう。
うっかり事故から命を守る7か条
1「自分は大丈夫」と過信せず危機感を持つ
2「面倒くさい」の後回しが大きな事故を招く
3「もう年だから」と諦めず、できることから始める
4どんな事故や罠があるのか情報をアップデートする
5家族や近所と交流し、頼れる関係をつくっておく
6言い訳を探さず、毎日少しでも身体を動かす
7「こんな時どうする?」とシミュレーションする



















