ヨーグルトや甘酒などの発酵系飲料は2500億円を上回る市場規模を維持。腸内環境を整えることが健康や美容につながるという意識が定着し、健康法としてすっかり市民権を得た「腸活」。

 新型コロナワクチン接種が滞るなか、せめて日々の食習慣で少しでも免疫力を高めておきたい。「玉ねぎ麹は身体の調子を整える、食べるくすりなんです」と教えてくれたのは、予防内科医の関由佳先生。おいしく手軽に取り入れられる玉ねぎ麹が現代人の弱った腸を整え、不調を改善してくれるという。

玉ねぎ麹が身体の調子を整える

 そもそも、加齢に伴う不調には酵素不足が大きく関わっている。

「酵素は私たちの消化、吸収、代謝に関わる大切な要素。不足すると胃痛や胃もたれ、便秘や下痢など、胃や腸に悪影響を及ぼし、身体の栄養吸収力を下げてしまいます。どんなにいい食材やサプリメントを摂取しても、消化吸収できなければ意味がありませんよね」(関先生、以下同)

 玉ねぎ麹を食べて不足する酵素を補い、腸内環境を整えることで、肌荒れの改善や疲労回復、イライラの軽減など、うれしい効果がたくさん。

関由佳先生

 玉ねぎに含まれるビタミンなどの栄養素もきっちりと吸収できるため、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの予防・改善のほか、減量や不眠解消も期待でき、まさにいいことずくめ!

「麹はさまざまな種類の酵素を生成し、食物を体内に消化吸収しやすい形に変化させます。手軽に入手しやすい米麹にも、ビタミンB群、アミノ酸、ナトリウム、水分、糖分などがバランスよく含まれ、体内で作り出せない必須アミノ酸9種類もとることができます」

 これだけの栄養成分が入っているため、滋養強壮や体力回復効果は抜群。ナトリウムなどのミネラルも適量を摂取でき、これからの季節、マスク生活のなかで気をつけたい熱中症対策にもぴったりだ。