予防が肝心! 症状を軽減するストレッチ&マッサージ

 痛みやしびれは、腱や靭帯が緊張することで起こる。激しい痛みが落ち着いてきたら、かかりつけ医に相談のうえ、ストレッチやマッサージでほぐすのもおすすめ。指の痛みに直結する上腕のケアも忘れずに。

手指のストレッチ&マッサージ

 温めて行うと効果的

(1)胸の前で両手の5本指の先端を合わせて押し合い、約10秒キープ。指をしっかり伸ばす。

胸の前で両手の5本指の先端を合わせて押し合い、約10秒キープ。指をしっかり伸ばす。
胸の前で両手の5本指の先端を合わせて押し合い、約10秒キープ。指をしっかり伸ばす。
【写真】イラストでわかる簡単セルフケア、症状を軽減しよう!

(2)手の甲側にある、指と指の間のくぼみを、反対の手の親指で軽く押すようにマッサージ。

手の甲側にある、指と指の間のくぼみを、反対の手の親指で軽く押すようにマッサージ。
手の甲側にある、指と指の間のくぼみを、反対の手の親指で軽く押すようにマッサージ。

上腕のストレッチ

 朝晩、気がついたらいつでもトライ!

《上腕の外側を緩める》
(1)右手のひらを下に向けて腕をまっすぐ前に伸ばし、手首の力を抜く。
(2)肘を伸ばしたまま、手のひらを外側に向けるように腕を回し、5秒キープ。左手も同様に。

ストレッチ「上腕の外側を緩める」
ストレッチ「上腕の外側を緩める」

《上腕の内側を緩める》
(1)右手のひらを上に向けて腕をまっすぐ前に伸ばす。
(2)肘を伸ばしたまま、手のひらを外側に向けるように腕を回し、5秒キープ。左手も同様に。

ストレッチ「上腕の内側を緩める」
ストレッチ「上腕の内側を緩める」
教えてくれたのは……酒井慎太郎さん●さかいクリニックグループ代表。柔道整復師。腰、首、肩、膝の痛みやスポーツ障害の治療を得意とする。プロスポーツ選手などの著名人も含め、診療実績は100万人超。『ヘバーデン結節 痛みと不安を解消する!』(内外出版社)など、著書多数。

(取材・文/當間優子)