自分ファーストで身体の声に耳を傾けて

 不調に陥りやすい人の特徴として50代女性に多いのは、睡眠の質の悪さ、身体を冷やす食事、骨盤のゆがみなどが挙げられる。

「子育てや介護で自分より誰かを優先して不調を我慢してきた方も多い印象です。自分の身体に意識を向ける時間を持ち、身体のちょっとした違和感に気づけるようになることが健康への第一歩です

 チェック項目に当てはまる人は、根本から生活習慣を見直すことも大事。

 布団やカーペットの上で簡単にできてお金もかからない。回数や長さも自分のペースでOKなのでムリなく続けられる。今回は、腰痛便秘などに効果がある下半身のほぐしワザを紹介するので、さっそくトライしてみて!

こんな人は要注意!不調のもととなる習慣
□身体を冷やす食材(甘い物、生野菜、小麦製品など)をよく食べる
睡眠時間が短い・睡眠の質が悪い
□食事の時間が不規則で胃腸が休む時間が少ない。便秘ぎみ
□若いころにムリなダイエットをした経験がある
骨盤のゆがみを放置している
□自分以外の人を最優先にして不調は我慢してきた(または、薬やサプリで一時しのぎをしてきた)

はじめに【眼窩ほぐし】

 自力整体の最初に行って身体をゆるめる準備を

はじめに【眼窩ほぐし】撮影/榊智朗
はじめに【眼窩ほぐし】撮影/榊智朗
【写真】便秘や腰痛、冷え性の改善に効く「骨盤ほぐし」

 目頭の上のくぼみに親指を当て、10秒間やさしく指圧する。目は多くの経絡(東洋医学でいう気の通り道)とつながっているので、全身の経絡の流れがスムーズになり効果がアップ。

《MEMO》目と子宮の経絡はつながっているので、生理痛がひどい人などにもオススメ