【結論】食事は時間をかけて「炭水化物をあと食べ」
食後血糖値を急上昇させないためのポイントは、炭水化物をできるだけ食事の後半に回す「カーボ(炭水化物)ラスト(最後)」を実践すること。
実験でも効果のあった「ベジファースト」のあと、肉や魚のおかずを食べ、食事開始から15分くらいたってから炭水化物を食べる。こうすることで、血糖値を急上昇・急降下させる血糖値スパイクの予防が可能に。
朝食は特に食物繊維を多めにしてご飯やパンなどの主食を控えめにするほか、甘い味のタレやドリンクなど、隠れた糖質にも気配りを。
「早食いも血糖値をグンと上げてしまうNGな食べ方。ゆっくりよく噛んで食事を味わうことも大切です」

山村聡先生●やさしい内科クリニック院長。日本内科学会認定内科医。診療の傍ら、登録者数8.6万人のYouTubeチャンネルやSNSで、糖尿病の啓発・予防のため血糖値に関する情報を発信している。
教えてくれたのは……山村 聡先生●やさしい内科クリニック院長。日本内科学会認定内科医。診療の傍ら、登録者数8.6万人のYouTubeチャンネルやSNSで、糖尿病の啓発・予防のため血糖値に関する情報を発信している。
取材・文/釼持陽子