美肌みそ汁のキホンとお悩み別具材

「みそは添加物を避けた、大豆、米、塩、麹菌のみを使っているシンプルな原材料のものを使っています。だしは、一からとるのはめんどうなので、だしパックを使って時短に。具材の栄養が溶け出た汁は、最強の飲む美容液です」(工藤先生、以下同)

・肌の全体的な不調

 美肌の基本は「腸活」。なんとなく肌の調子が悪いというときは、善玉菌のエサになる食物繊維が豊富な食材をとるのが○。先生がおすすめするのは水溶性食物繊維が豊富なわかめときのこの組み合わせ。

・紫外線ダメージ

 紫外線による肌の酸化には抗酸化作用のある食材を。ビタミンEよりすぐれた抗酸化作用がある鮭やカルシウム豊富な小松菜もおすすめ。飲む日焼け止めといわれるリコピンを含むトマトは加熱するとより効果的。

・シワ、肌の乾燥

 乾燥には肌の水分量を上げることが大事。水分を守るにはEPAやDHAなどの良質な脂を含むイワシやサバの水煮缶が最適。夏は冷や汁にしても。豆乳やこんにゃくのセラミドも肌の乾燥予防に。

・肌の弾力やハリ

 肌のハリの原料となるコラーゲンをとるのがベスト。手羽元や手羽先などの骨付きの鶏肉がぴったり。「酢を少量入れると骨からコラーゲンやカルシウムが溶けだし、効率よく栄養を摂取できます」

工藤あき先生●消化器内科医、美腸・美肌評論家。一般内科医として地域医療に貢献しつつ、腸活や菌活を生かした美肌やエイジングケア治療にも力を注ぐ。美肌ぶりから「むき卵肌ドクター」とも呼ばれ、各種メディアでも幅広く活躍。
工藤あき先生●消化器内科医、美腸・美肌評論家。一般内科医として地域医療に貢献しつつ、腸活や菌活を生かした美肌やエイジングケア治療にも力を注ぐ。美肌ぶりから「むき卵肌ドクター」とも呼ばれ、各種メディアでも幅広く活躍。
【写真】肌の全体的な不調に効く「美肌みそ汁」

教えてくれたのは……工藤あき先生●消化器内科医、美腸・美肌評論家。一般内科医として地域医療に貢献しつつ、腸活や菌活を生かした美肌やエイジングケア治療にも力を注ぐ。美肌ぶりから「むき卵肌ドクター」とも呼ばれ、各種メディアでも幅広く活躍。


取材・文/荒木睦美