目次
Page 1
ー 脳をコントロールする手段を身につけよう
Page 2
ー ものを覚えるのは左脳で、ものを思い出すのは右脳
Page 3
ー ダイエットには「小さいスプーンを使う」というテクも
Page 4
ー 脳をだましてポジティブな気持ちに
Page 5
ー ほとんど笑わない人はよく笑う人に比べ死亡率が2倍に
Page 6
ー 語彙力はなんと60代後半から70代がピーク

 

 人間関係、生活習慣、美容や健康─さまざまな悩みを抱えて新年を迎え、「今年こそ心機一転、頑張ろう!」と誓いを立てた人は多いはず。

 だけど、振り返ってみれば、昨年も年始に目標を立てたものの、三日坊主……。ストイックに自分を追い込める性格なら良いけど、私にはやっぱり無理かも……なんて、弱気になっていませんか?

脳をコントロールする手段を身につけよう

 そんな不安を「脳を味方につければ、大丈夫!」と一蹴してくれたのは、40万部超えのベストセラー『科学的に証明された すごい習慣 大百科』が話題の明治大学教授、堀田秀吾さん。

何か始めようとしても続かないのは、意志の弱さや根性がないせいだと自分を責めがちですが、実はその精神論、科学的根拠のない間違いです」(堀田さん、以下同)

 ハーバード大学など世界中の研究機関では、脳や心理に関する研究が日々進んでいる。

悩みを解決したいなら、科学的な最新情報を知り、脳の仕組みを理解して、それをうまく利用するのが吉!

 今回は、読者の多くが悩むトピックス別に、あっさり解決に導くテクニックをご紹介したい。ポイントは3つ、「脳の機能を利用する」「脳をだます」「脳に入る情報の解釈を変える」。難しく考えず、簡単な方法で脳をコントロールする手段を身につけよう。

《お悩み1・疲れやすくてぼーっとしがち》

脳テクで解決!歯磨き&背すじピンッ!

 家事や仕事に追われ、疲労がたまりやすく、日常的にぼんやりしてしまう。そんなときは、食後に限らず、歯磨きをすると良いという。

実は歯磨きをするだけで、脳が活性化されるんです

 このテクの効果を実際に確かめたのが、千葉大学と花王ヒューマンヘルスケア研究センター。計算問題をやった後に歯磨きをした人と、しなかった人では、歯磨きをした人のほうが明らかに脳の疲労が回復し、リフレッシュ効果が高まったそう。

これには、2つの理由が考えられます。まず、歯磨きをした後は口の中が爽やかになり、その感覚で脳もだまされてリフレッシュした気分になること。もう1つの可能性が、歯磨きというさっきまでとは異なる行動をしたこと自体が脳への刺激となり、良い影響を与えたことですね

 同じ理由で、「冷たい濡れタオルで顔を拭く」のも効果的。こちらも、電力中央研究所の実験で効果を検証済みだ。

 そのほか、歯磨きセットや濡れタオルが用意できない場面でもすぐにできる方法がある。背すじをしゃんと伸ばすことだ。

背すじを伸ばすのは、動物の威嚇や攻撃行動に似た状態です。猫が毛を逆立てて大きく見せるのと同じ。この姿勢をとることで、血中のストレスホルモンであるコルチゾールの値が下がったり、勇気や元気に関わる男性ホルモン(テストステロン)を分泌させたりして、気分もしゃんとするのです

※写真はイメージです
※写真はイメージです