目次
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ー 「遺伝は変えられない」は過去の話
Page 2
ー 肌・髪をキレイに作りかえる方法
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ー 身体・心をキレイに作りかえる方法

 

「年齢」「遺伝」には逆らえない─かつて、そう言われていた定説が覆されつつある。「遺伝子の働き方にスイッチを入れることで、心身は生まれ変わります」と説明するのは、アンチエイジングの第一人者・日比野佐和子医師。肌・髪・身体、さらには心の状態まで─これまでの常識を変える、“キレイ”の作り方をご紹介!

 もう年だから仕方ない。母もそうだったから─。

 シミやたるみ、薄毛、太りやすい体質などを“遺伝だから”とあきらめてしまってはいないだろうか。けれども最近の研究では、遺伝だけでは説明できない老化の仕組みが明らかになってきている。

「遺伝は変えられない」は過去の話

 かつて遺伝子は、一生変わらない身体の設計図のようなものだと考えられてきた。ところが現在では、遺伝子は固定されたものではなく、環境や生活習慣によって働き方が変わることがわかってきたのだ。この仕組みについて、医師の日比野佐和子先生はこう説明する。

「人の細胞にはおよそ2万個の遺伝子がありますが、すべてが同時に働いているわけではありません。スイッチのように、機能のオンとオフが切り替わることで身体の状態に影響を与えると考えられています」

 このような、遺伝子の働きが調整される仕組みは「エピジェネティクス」と呼ばれている。

「例えば一卵性双生児。同じ遺伝子を持っていても、年齢を重ねるにつれ、一人は若々しく、もう一人は老けて見えることがあります。その違いを生み出しているのが、食事、運動、睡眠、ストレスなどの積み重ね。

 現代の研究では、寿命や老化に影響を与える要因のうち、遺伝的要因は3割程度で、残りの多くは、エピジェネティクス要因によって左右されると考えられています」(日比野先生、以下同)

 では具体的に、どのような習慣が遺伝子の働きに影響するのか。「肌・髪・身体・心」の4つの視点から見ていこう。

「若々しさは年齢だけで決まるものではありません。私たちの細胞は日々生まれ変わっているので、何歳からでも生活習慣を見直せば、美しさは作れるし、更新できるのです」

 外見だけでなく、身体の内側や心の状態も、日々の積み重ねが未来の姿を作っていく。今日から遺伝子の働き方に目を向けて、未来の「キレイ」につなげていこう。