空腹効果はすぐに実感できる
前述のとおり、「夕食は何でもいい」としているが、できれば、中高年以降は和食とするのが好ましい。
「肉中心の洋食はタンパク質、脂肪が多く、高脂血症(脂質異常症)、高血糖(糖尿病)を引き起こす要因になります。魚、野菜を取り入れた和食中心の献立がおすすめです」
年を重ねるとともに、足腰は弱くなっていく。腰が痛い、膝が痛い、足がつるといった状態に見舞われることに。その対策となる食べ物が土の中で育つ野菜。
「漢方では土の中で育つ植物は、下半身の健康維持に役立つ食材と位置づけています。つまりゴボウやニンジンなどの根菜や、レンコン、玉ねぎ、にんにく、山芋などを食べると下半身の筋肉や臓器が元気になり、不調や老化の予防・改善に役立つということなのです」
根菜類は女性の大敵である冷え性の予防・改善にも効果的だという。
「身体の冷えは血液が汚れるお血の原因のひとつでもあります。先のニンジンリンゴジュースやショウガ紅茶、根菜類は身体を温めて冷えを解消し、不調や病気を遠ざけてくれるのです」
こうして1日2食に慣れたら、次に昼食を抜く1日1食へとステップアップする。ただし、無理をしてトライする必要はない。
「空腹の効果はすぐに実感できるでしょう。1日2食にして体調がいいなら、そのまま継続する。痩せないなど改善が見られない場合は、1日1食に挑戦すればいい。自分に合う少食スタイルを見つけることが大切です」
血液を浄化して健康体となるには、食生活を見直すだけでなく、運動の習慣も欠かせないと語る。石原先生は、20代のころからウエイトトレーニングに取り組み、現在も週2回のジム通いと、週4回10キロのスロージョギングを続けている。
「運動にはさまざまな健康効果があります。血流アップと血圧ダウンをはじめ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを下げたり、骨を強くしたり、認知症の予防、若返りホルモンの分泌など、いいことずくめです。そのおかげで先日出席した同窓会では、私が一番元気かつ若々しかった(笑)」
健康効果を高めるには下半身を中心に鍛えること。身体全体の筋肉のうち、多くは下半身に集中しているからだ。
「ですから、下半身7割、上半身3割の配分で鍛えるのが効果的といえます」
下半身の運動の基本はウォーキング。散歩を日課とすればいい。加えて、スクワットなど下半身を鍛えるトレーニングを行う。
「ひざが痛かったり、疲れていたりするときは、椅子に座りながらの“びんぼうゆすり”がおすすめです。ふくらはぎの筋肉を小刻みに動かすことで、下半身の滞った血流を解消。3分で20分の歩行と同等の効果があるとされています」

















