太め体形ならマットレスは硬めに

 見落としがちなのは、眠るときのウエア。

「締めつけ感のある下着やパジャマは厳禁です。睡眠に入るとき、深部体温が下がっていきますが、血行が阻害されると、深部体温の低下も妨げられるので熟睡しにくくなります

パジャマにプラスすると効果的なアイテム イラスト/スヤマミヅホ
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 パジャマにプラスするアイテムでオススメなのは腹巻き。

「冷え性や便秘ぎみな方は、腹巻きをするといいでしょう。足が冷える人は靴下もいいですが、足先は熱を放出するので、レッグウォーマーのほうがオススメです」

 さらに、眠っているときの姿勢が、快眠には重要。立っているときと同じ姿勢をキープすることが理想的。人間の首や背中はゆるやかにカーブしている。そのカーブが保たれる枕やマットレスを選ぼう。

「昔はせんべい布団がいいといわれましたが、現在は立っている姿勢が保たれ、寝返りがしやすい、硬さと柔らかさのバランスがとれているものが理想的とされています。腰が痛い方は、硬いマットレスを選びがちですが、硬すぎると腰の緊張が助長されます」

 あおむけでお尻が落ち込まない、つま先が外側に広がらない、横向きで肩が圧迫されないものがベスト。枕をした状態でチェックしましょう。

 また、体形によってもマットレスの選び方は変わる。

「太めの方は硬め、スリムな方は柔かめを選ぶといいでしょう」

 枕は高い、あるいは低いと首こり、肩こりの原因になり、いびきを引き起こす。枕をしないのも同様に首こり、肩こりの原因になるだけでなく、顔のむくみの原因になる。

「首のしわや二重あごやほうれい線の原因にもなりますから、女性は特に枕の高さを整えるといいかもしれません」

 枕は素材よりも形が大事だとか。

自分に合った枕のチェックポイント イラスト/スヤマミヅホ

あおむけで眠るときに首がスッと伸びて、楽に呼吸ができる枕がいいでしょう。合っている枕で眠ると、まるで枕をしていることを忘れてしまうほどです」

 快適な睡眠が習慣化すれば、今よりももっとパフォーマンスを上げられ、メンタル的にも穏やかでいられるかもしれない。

「睡眠は明日の自分へのプレゼントだと思って、今日から快眠のための睡眠活動をスタートさせましょう」

三橋美穂/快眠セラピスト、睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て独立。1万人以上の眠りの悩みを解決し、講演活動や執筆活動を行う。寝具や快眠グッズをプロデュースするほか、ホテルの客室コーディネートも手がける。著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか多数。ムック本『“日本人の頭の形”に最もフィットした「極」快眠まくら[やわらかタイプ]』(主婦と生活社)が4月17日発売予定。