【押さえると「証拠」になるもの】
1.ラブホに2人で出入りする写真

不貞は、肉体関係があることがポイント。ゆえに、ラブホは決定的。入るときだけの写真だけだと「思い直して帰った」と言い訳されるので、出るところも押さえたい。ビジネスホテル、高級ホテル、ひとり暮らしの彼女の家などに出入りする写真は、「仕事の相談をしていた」などと逃げられるので、証拠としては弱くなる

2.性行為を決定づけるメール
たとえ1日に何十回とLINEのやりとりがあっても、ただの会話だけではNG。「昨日のエッチは最高だった」「またエッチしたいね」など、誰が見ても行為に及んでいるという会話でないと証拠にはならない。中には裸や性交中の写メなどを送り合っていることも

3.行動記録
毎日の帰宅時間、出張の日程などをチェック。行動記録から怪しい曜日や時間帯がわかれば、あえてそのタイミングに実家に帰るなど、妻から罠を仕掛けられる。また日時を絞り込めれば探偵もつけやすい

4.領収書やレシート
レストランの2人分の領収書、バッグや指輪などプレゼントらしきもののレシートは決定的な証拠ではないが、それでも必ずコピーや撮影をしておくこと。ラブホのポイントカードも頻繁に利用があれば有力な証拠に

弁護士の元へGo

 夫の不貞を証明する証拠が集まったら、まずは弁護士のところへ。プロと一緒に今後の作戦を立てよう。

離婚の意思が固まっている場合、有利に運べるようお力添えします。離婚しない場合でも、慰謝料請求など、不貞を働かれた気持ちの落ち着けどころを一緒に見つけることができると思います」

 とはいえ、知り合いに弁護士はいないし……。弁護士はどうやって探せばいい?

「最近は弁護士事務所のホームページも充実しています。 初回30分は相談無料のところも多いので、何人かの弁護士と会ってみて、信頼できる人を見つけてください」

離婚しない場合】

 夫への気持ちは冷めていても、離婚後の生活費の不安はどうしてもよぎる。専業主婦や夫の扶養控除の枠内で働いている人は、なおさらだ。

「夫が(相手に)本気ではなく“浮気”の場合は、大抵、不貞の証拠を見せると、離婚を回避しようと謝ってきます」

 謝罪を受け入れ、再構築を決めたなら、以後、ネチネチと夫を責めないこと。

「夫はもちろんですが、被害者である妻も相当の努力が必要です」

または離婚はせず、別居しながら婚姻費用(養育費+生活費)をもらい続けるという道もある。

「妻が持つ“夫の不貞の証拠”を最大限に活用できるでしょう。ただし、一度別居すると、結果的に離婚に至るケースが多いので、判断は慎重に」

 問題なのは夫の浮気が、浮気ではなく“本気”の場合。昔は不貞をしている側(夫)からの離婚請求は100%認められなかったが、昭和60年ごろから判例が変わった。

「『有責配偶者からの離婚請求』といいます。別居を長期(7年程度)し、離婚後に妻が経済的に苦しい状況にならないなら、不貞をした夫からの離婚請求でも、裁判所は認めるというものです」

 ただし、子どもが20歳を過ぎるまでは、その離婚請求を拒否できる(例外あり)。

Q:離婚は踏みとどまったけど、慰謝料は請求したい!
A:離婚をしなくても、請求できる。夫にけじめをつけさせるという意味合いを持たせられる。ただし、離婚を選択した場合より、金額は低くなる傾向が。「離婚を迷っている場合は、相手女性に慰謝料を請求し、夫の反応を見てもいいと思います。夫が本気なのか浮気なのか、やり直すか離婚へ進むかを考える材料になるでしょう」

勝手に離婚届を出されないよう「不受理申請書」を出そう
 市区町村役場の戸籍係は、夫婦双方が離婚の意思を持っているかを判断する権限がない。たとえ、一方が勝手に出した離婚届であっても、記入に不備さえなければ受理されてしまう。離婚をしないと決めたなら、念のため『不受理申請書』を市区町村役場に提出しておくといい。申請料は無料で、取り下げを申し出るまで有効。