なぜ効果がある?各病気との関係性

・がん
 歩行は免疫細胞、特に、がん細胞などを直接攻撃して撃退するNK細胞の活性を高めることがわかっている。また、がんになった後の免疫力の向上や治療に耐えうる体力づくりにも貢献。

・認知症
 歩くことで脳の血流がアップしたり、脳の神経細胞が増えたりするため脳が活性化する。さらに外を歩くことにより、人との接点やコミュニケーションが生まれ、脳の刺激にもなる。

・うつ病
 うつ病は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンというホルモンが不足した状態。歩行はそれらの分泌を促すが、脳内ホルモンの改善にはうつ病の初期でも3か月は必要。継続が肝心。

・生活習慣病
 糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は、その名のとおり生活習慣を改めれば治る病気。食事療法と運動療法が対策の基本で、歩けば血糖値も血圧もコレステロール値も改善。

・便秘
 腸内環境を整える食事は不可欠。それとともに歩行の習慣を持つことで、胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが整い、腸の働きがよくなり腸内環境も整う。