いいことずくめ!歩く+脳活

 歩いているときは脳が活性化している状態。この状態をさらに活用して脳活をすればもっともっと心と身体が健康に!

1.繰り返し同じ数を引き算

 例えば、100、97、94……と100から3ずつ引き算。引く数を変えたり、元の数を変えたりしてアレンジ。これはエビデンスのある認知症予防策でもある。

2.ナンバープレートの数字で計算

 目に入った自動車のナンバープレートの4ケタの数字を足し算。難易度を上げて、4つの数字を使って答えを0にする数式を作っても。

3.川柳ウォーキング

 歩きながら目にした景色をもとに川柳を作る。基本は「五・七・五」だが、多少の字余りはご愛嬌でOK。机に向かって考えるより頭がクリアになって、驚くほどの傑作ができるはず!

4.会話を楽しみながら歩く

 パートナーや友達など誰かと一緒に歩くことで、オキシトシンという愛情ホルモンが増加。愛犬との散歩でも◎。

靴にはお金をかけて
「歩くことはいつでもどこでもできますが、その際に靴はとても重要。履いたときにどこかしら圧迫されていないか、履き心地のいいものを選んで。女性は外反母趾などに悩んでいる人も多い。扁平足で足が疲れやすかったり痛みが出るという人も。
 歩くことへの弊害は健康への弊害ととらえ、足の専門医に相談を。生きている限り元気に歩ける足にしておきましょう!」

長尾和宏先生●医師・医学博士。兵庫県尼崎市の長尾クリニック元院長。関西国際大学客員教授、北里大学感染制御センター研究員。“フーテン医者”として日々ブログの執筆や講演、各種メディアで連載や出演を行う。著書も多数。
長尾和宏先生●医師・医学博士。兵庫県尼崎市の長尾クリニック元院長。関西国際大学客員教授、北里大学感染制御センター研究員。“フーテン医者”として日々ブログの執筆や講演、各種メディアで連載や出演を行う。著書も多数。
【写真】鏡を見て自分でチェック「歩き方NGリスト」

教えてくれたのは……長尾和宏先生●医師・医学博士。兵庫県尼崎市の長尾クリニック元院長。関西国際大学 客員教授、北里大学感染制御センター 研究員。“フーテン医者”として日々ブログの執筆や講演、各種メディアで連載や出演を行う。著書も多数。


取材・文/荒木睦美