■3位 コンビニでの買い物

 その名のとおりコンビニエンス(便利)だが……。

「コンビニは高い。ドラッグストアで買うほうが多くなった」(59歳・男性)、「スーパーで問題なく調達できるなと思ったから、今後コンビニで買い物することはなさそう」(48歳・女性)、「お弁当をやめました。価格が上がり、サイズも小さくなり、それだけでなく容器が上げ底だったり……。あまりにもふざけているのでやめました」(52歳・女性)。  

ぶっちぎりの1位は

 容器の問題は値段を上げないための企業努力の面もあるが、理解は少ない。

買い物を控える人も(写真はイメージです)
買い物を控える人も(写真はイメージです)
【写真】1000人の男女に調査!物価高でやめたことランキングの結果

■2位 洋服・ファッション(新品の購入頻度)

 ファストファッションへのシフト、本当に気に入ったものだけ買う方針に。

「服は最低限あれば足りると考えるようになった。服を選ぶ手間が減り、生活しやすくなった」(44歳・男性)、「目的もなくイオンなどのショッピングモールに行くのをやめた結果、無駄な買い物、特に洋服の出費がなくなった」(46歳・女性)、「物価高で食費がかかるため自分の服まで回らない。やめた後は楽しくない。もっとおしゃれしたい」(52歳・女性)。

 “楽しくない”。それは生きるうえで非常に大きな問題……。

■1位 外食

 2位の85票に対して220票とぶっちぎりの1位。

「面倒くさがりなので外食で済ませていたが、物価高騰で外食がご褒美に変わった」(35歳・女性)、「数年前まで1000円でわりと良いランチが食べられたが、今では1500円」(54歳・女性)、「やめて結果的に月数万円の節約ができた」(18歳・男性)。

 やめた後の変化はポジティブな声も多い。

「自炊が増えたので健康的な食事ができていると思います」(52歳・女性)、「自炊がさらに増えたので健康に気を使うようになった」(28歳・男性)、「夫が料理をするようになった」(42歳・女性)。

 一方で、こんな本音も─。

「やめた理由は生活費の圧迫。ただ、やめたことによる変化は“焼け石に水”」(40歳・男性)。

 家計を切り詰めても、物価高そのものに追いつけないいらだちがにじむ。ランキングからは漏れたが、次のような声も。

【推し活】

「生きる上でいちばんカットしやすいものだったから」(27歳・女性)、「お金を気にせず遠征もしていたときは毎日がキラキラして楽しかったが、好きなものを我慢するとストレスになり精神的に病む」(29歳・女性)。

【ジム】

「スポーツクラブの月会費値上げで退会した。やめた後は、太って体重が増えて歩行にも困難を感じるようになった」(70歳・男性)。

【お金を伴う親戚付き合い】

「年末年始の出費が減って楽」(54歳・男性)、「お互い気を使うことがなくなりよかったと思う」(55歳・女性)。

【国産米】

「割高感があまりに強いから。外国産米で十分だった」(48歳・男性)。

 「やめる」という選択は、ただの引き算ではない。何かを諦めれば、お金は浮く。だがその引き算は、心や身体、暮らしの“何か”も同時に削っていくことも。物価高は、人々から“お金”だけを奪ったのではない─。