和田先生も実践!賢いラーメンの食べ方

 では、ラーメンをより健康的に、おいしく食べるためにはどうすればいいのか、和田先生が推奨する具体的なポイントを教えてもらった。

「まず、栄養価を高めるため、チャーシューや卵、野菜などのトッピングはできる限り追加しましょう。麺も卵が練り込まれた卵麺を選ぶと、さらにタンパク質を補強できます」

 食べ順にも大きなポイントがある。

「いきなり炭水化物である麺からすすると、血糖値が急上昇して血管にダメージを与えます。まずはトッピング、スープ、またはサイドメニューの餃子から食べるのが鉄則です」

 カロリーを気にする女性も多いが、前述したように、多くの日本人はむしろ栄養不足の傾向にある。

「ラーメン1杯のカロリーは700~900kcal程度。朝食を軽めに済ませがちな現代人は、昼食でしっかり1000kcal近くとるくらいがちょうど良いエネルギー補給になるはずです。ラーメンを食べるうえで大切なのは、極端に避けたり、無制限に食べたりするのではなく、自分の体調を考え、信頼のおけるデータで本当に必要な栄養の数値を知り、上手にとることなのです」

 そして何より、食べたいものをおいしく食べるという心の充足が、免疫力を高めてくれる。

「おいしいものを食べて『幸せだな』と感じているとき、体内では免疫機能が高まります。罪悪感を持ちながら食べたり、味気ない精進料理のような食事を続けても、人生の楽しみが奪われて老け込むだけ。もちろん食べすぎはいけませんが、低栄養になりがちな世代だからこそ、好きなものをおいしく食べることが、元気に長生きするヒケツになります」

※重症の腎機能障害や重症の心不全、重症高血圧などで塩分、水分、カリウム制限の治療を受けている場合、また健康に不安がある場合は、必ず主治医に相談してください

和田秀樹先生の著書『ラーメンと健康』(KADOKAWA)※画像をクリックするとAmazonの商品ページにジャンプします
【写真】「身体に悪い」は間違い!? ラーメンに含まれる栄養成分一覧
和田秀樹先生 精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て、「和田秀樹こころと体のクリニック」院長を務める。近著に『ラーメンと健康』(KADOKAWA)。
和田秀樹先生 精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て、「和田秀樹こころと体のクリニック」院長を務める。近著に『ラーメンと健康』(KADOKAWA)。
教えてくれたのは…和田秀樹先生 精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て、「和田秀樹こころと体のクリニック」院長を務める。近著に『ラーメンと健康』(KADOKAWA)。

取材・文/荒木睦美