事務所は辞意を簡単に受け入れるべきではなかった

 おそらく成宮さんは、混乱のなかで引退の道を選んだのだと思います。しかし、事務所はそれを簡単に受け入れるべきではなかった。なぜなら、引退を受け入れてしまえば、成宮さん自身もっとも酷な状況に陥ってしまうからです。

 私たち芸能人は事務所に所属することで、守られている部分があります。今回の件に関しても、成宮さんが事務所に所属しているあいだは、不確定な情報に対しての発言を控えるために箝口令に近い指示もされていたりして、実際私がコメンテーターとしてテレビに出演した際も、発言に気をつけていました。

 だけど、事務所を離れてしまうと守ってもらうことができなくなる。何でも言われてしまう立場になってしまうわけ。そのうえ、彼くらいのビッグネームともなれば、たとえ一般人になったところで、疑惑が晴れないままでは、世間の需要がある以上、追いかけ回されてしまいます。成宮さんのことを考えるならば、事務所は簡単にその辞意を受け入れてしまうのではなく、休業など何か別の対応を考えるべきだったんじゃないかな。

《構成・文/岸沙織》