ただし女性の場合、多いのは頻尿や夜間頻尿の背景に“過活動膀胱”があるケース。

「過活動膀胱とは、我慢できないような強い尿意が、就寝時も含めて一日にたびたび起こる症状をいいます。主な原因は、膀胱の血流が低下して、膀胱の神経が傷ついたり筋肉が硬くなったりすること。

 膀胱のしなやかさが失われるだけでなく、傷んだ神経から分泌される物質により、ちょっとした刺激で膀胱が収縮。我慢できないような強い尿意が生じるのです。この場合は、たとえどれだけ一日の排尿回数が多くとも、寿命には影響がありません」

 過活動膀胱になると、尿を漏らす尿失禁も起こりやすくなる。我慢できない尿意や失禁の不安があれば、外出を控えることになりがち。命には関わらないとはいえ、人生の楽しみを損ねる深刻な症状であるのは間違いない。

 週女世代の女性に多い、もう一つのおしっこの悩みが腹圧性尿失禁。

「これは咳(せき)やくしゃみをしたときや自転車をこいだときなど、おなかに力が入った瞬間に少量の尿が漏れる症状。

 女性の身体は構造的に尿道を締める筋肉が弱く、膀胱や尿道を支える骨盤底筋群も出産や加齢によって衰えやすいため、尿道の締まりが悪くなり、おなかに力が入った瞬間に尿が漏れてしまうのです」

毎日意識!尿の状態チェックリスト
□色
□泡立ち
□にごり
□におい
□排尿時の痛み
□排尿困難・残尿感