伊藤大介先生 朝のヨーグルト、昼寝… 腸活と睡眠で体調管理

 日々、感染リスクの高い環境で働く伊藤先生が重視しているのが、腸内環境と睡眠だ。

毎朝、はちみつをかけたヨーグルトを食べています。ヨーグルトや納豆などには『プロバイオティクス』と呼ばれる善玉菌が豊富。摂取することで上気道感染の発症を抑え、発症した場合でも症状の期間を短縮する可能性があるという報告も。“腸活”は免疫維持にも役立つと考えています

伊藤大介先生 一之江駅前ひまわり医院院長。内科・皮膚科を中心に診療し、一人ひとりに合った医療を目指す。近著に『総合診療医が徹底解読 健康診断でここまでわかる』(文藝春秋)。

 診察中は、のどの乾燥を防ぐために緑茶をこまめに飲む。カテキンの働きも、感染症対策の一助になるという。

 一方で、健康のために控えているものもある。

「ジュースなどの果糖を含む清涼飲料水は血糖値の急上昇を招き、生活習慣病のリスクにつながるため、控えています。また、昼が麺類のときは夜の主食をご飯にするなど、小麦を過度にとらないように気をつけ、体調に合わせて食事内容を見直すことを意識。家での主食は食物繊維が豊富な玄米にしています

 さらに重視しているのが、快眠のためのルーティンだ。

「22時から5時までの7時間睡眠を確保しています。睡眠不足は免疫機能の低下や、疲労回復の妨げになるため、規則正しい生活が基本」

 午後の診療前には、15分ほどの昼寝も取り入れる。

「短時間でも仮眠をとることで頭がすっきりし、判断力の維持にもつながります」

ストレスをためず“無理をしない”ことも大切

 春先は、花粉症や喘息などのアレルギー体質の人に加え、新生活によるストレスや環境の変化で体調を崩しやすい時季。自律神経が乱れやすく、メンタル不調を感じやすい人や、基礎疾患のある人は特に注意が必要だ。

「これから気温は徐々に安定していきますが、油断は禁物。腸内環境を整える食事や十分な睡眠など、基本的な生活習慣を意識すると、感染症や体調不良の芽を摘むことにつながります。無理をせず、自分のペースで整えていくことが大切です」

伊藤先生の免疫バランス習慣
■ヨーグルトなどの発酵食品による腸活で免疫力を上げる
■7時間睡眠と昼寝で脳のパフォーマンスを上げる
■緑茶をこまめに飲んでのどからウイルスをブロック

教えてくれたのは:伊藤大介先生
一之江駅前ひまわり医院 院長。内科・皮膚科を中心に診療し、一人ひとりに合った医療を目指す。近著に『総合診療医が徹底解読 健康診断でここまでわかる』(文藝春秋)。